【大森】 ～モダンとカオスの二面性

【交通】　
大田区屈指の高級住宅街である山王（さんのう）地区を有する大森ですが、JR京浜東北線の大森駅以外に電車はありません。（ちょっと海側へ行けば京浜急行が走っていますが。）
東京方面や横浜方面へ行かれる方には便がいいとおもいます。
東京方面からの終電（蒲田止まり）は1時近くまであります。

東口にはバスターミナルがあり、品川駅・大井町駅・蒲田駅・池上駅行きのバスが運行しています。
また、羽田空港行きのバスも発着していますので、出張が多い方には便利でしょうね。


【生活面】　
数年前に駅ビル「アトレ」がリニューアルしたので、現在はとても使い勝手がよい街だとおもいます。
東急ストア（10:00～23:00)が「アトレ」内にありますので、生活面での不自由はなさそうです。
また、隣のビルである「アトレ2」には成城石井も入っているので、高級食材やこだわりの食材がほしい場合も困らないのではないでしょうか。

救急病院も駅の傍にあります。

【セールスポイント】
馬込文士村のレリーフが駅前にあるように、大森駅も文士村の一角でした。
そのようなモダンな背景が影響したのかはわかりませんが、1925年から1991年までこの大森にドイツ学園というドイツの国営学校がありました。（現在は横浜に移転したそうです。）

そのドイツ学園に由来して名づけられた「ジャーマン通り」には、現在もモダンなお店が軒を連ねています。

肩肘張らずに堪能できるイタリアンレストランとして有名な「CUCINA」は、夜でもパスタのみというオーダーが可能とのこと。コース料理も設けていないようで、ファミリーで気軽に楽しい食事ができそうです。
こんなお店が近くにあるとうれしいですよね。

スイーツでは、「パティスリー　ル ガリュウM」というお店がジャーマン通りの真ん中あたりにあります。
オレンジの外観がきれいなので、すぐに見つかるはずです。
2階がサロンになっているので、ティータイムを楽しむこともできます。

※左が「CUCINA」　右が「「パティスリー　ル ガリュウM」です。


このほかにも、カジュアルな雰囲気のフレンチレストランがありました。
平日のお昼時に通ったのですが、近隣のマダムとおぼしき皆さまで店内は混雑していました。

さすがは山王といった雰囲気の通りです。



しかし、大森は山王地区だけではありません。
海側（東口）に目を向けると、手焼きせんべいのお店や本格韓国食材を格安で販売しているお店を発見。やっぱり庶民の町でもあるのだなぁと実感。

また、駅のそばには小バコの飲み屋やスナックが軒を連ねる「山王小路飲食店街」があったり、ビルの地下には味の街があったりと、大田区らしい!?存在感をきちんと見せつけてくれています。

自転車で5分程度の距離には平和島がありますので、平和島公園や平和の森公園で休みをのんびり過ごすことも可能。バーベキューなんかもできそうですねぇ。
もちろん東京湾に面しているので、釣りも楽しめるはずです。

ここまで何でも揃うエリアは、大田区では大森くらいかもしれません。
歩いてみて、かなり惹かれるところがありました。

【蒲田】 ～大田区交通の要所は、魅惑のエキゾチックシティ

【交通】
JR京浜東北線と東急池上線、多摩川線が乗り入れる蒲田駅。
ＪＲ蒲田駅は終点ではありませんが、上り線下り線ともに蒲田始発が設定されていますので、出勤ラッシュ時には重宝します。終電も１時過ぎまであるので、多少飲みすぎても蒲田までは電車で帰ることができます。
東急線はどちらも蒲田が始終点です。
路線バスは、東口に京急バス、西口に東急バスが発着しています。
京急バスは羽田方面を中心に大森など向かいます。
東急バスはそのほとんどが池上駅を経由して、田園調布駅や品川駅、東急大井町線の荏原町駅、ＪＲ大井町駅へ向かいます。

金曜日の午前０時を過ぎると、タクシー乗り場に行列ができます。

【生活面】
大田区役所が蒲田駅から徒歩１分のところにあります。10年前に大森から移転しました。蒲田駅は乗り換えで下車する人も多いので、出勤前に公共手続きでもという場合にはとても便利です。
2008年4月に、駅ビル「GRANDUO蒲田」がオープンました。「ユニクロ」や「無印良品」に加え、書店の「有隣堂」「くまざわ書店」、音楽の「ヴァージン」（メガストアとは言わなくなったのですね。）、「ＴＳＵＴＡＹＡ」がテナントとして入っており、生活に必要なものはほとんど駅ビル内で足りてしまいます。
４℃がプロデュースした「ＦＬＡＧＳ ＣＡＦＥ」が女性には人気が高いようです。

駅の周辺にも「オリンピック」や「マルエツ」（深夜１時まで営業）といったスーパーがあります。

西口には手芸用品で有名なユザワヤがあり、環八沿いまで歩くとＤｅｆ　ＴｅｃhのＭｉｃｒｏの実家として有名なサーフショップ「ロイヤルウエスト」もあります。（昔は「ブルーハワイ」っていうお店でした。）
蒲田周辺はサーフショップが多いことも結構有名です。

【セールスポイント】
「虹の都　光の港 キネマの天地～♪」と、名作『蒲田行進曲』のテーマ曲が流れる駅、ＪＲ蒲田駅。
昭和１１年に大船に移転するまで松竹の撮影所が蒲田にあり、日本映画の中心地だったはずです。そのことは、つかこうへい原作『蒲田行進曲』の舞台は時代背景的に蒲田撮影所であるわけがないのに、“蒲田”というタイトルをつけたところからも想像できます。

いつの頃からか“蒲田といったら餃子でしょう”と言われていますが、餃子は本当においしいんです。中でも「你好（ニイハオ）」「歓迎（ホアンヨン）」「金春（コンパル）」というお店が有名ですが、ＪＲ＆東急蒲田駅に近いのは「歓迎」。「你好」と「金春」は京急蒲田駅が最寄なのです。ちなみに、３店舗ともご兄弟の経営とのこと。
蒲田のグルメは餃子だけではありません。ベトナム料理「ミレイ」もなかなか予約の取れない人気のお店。蒲田のもっともディープなエリアにありますが、一度行ってみる価値はあります。
駅の周辺は夜の顔を持っていますが、それも一部のエリアだけ。確かに雑多な町並みかもしれませんが、庶民的でおいしい異国の料理が味わえるエキゾチックな町でもあるのです。

駅から徒歩５分以内に住もうと思うと色々とあるかもしれませんが、もう少し離れれば落ち着いた住宅街ですし、総合的に見れば暮らしやすいとも思います。
また、蒲田に魅力を感じたのであれば東急沿線に住んでしまって、散歩ついでに蒲田で食事というのもありですね。




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タグ：蒲田 羽根つき餃子